
今の仕事が自分に合っているか分からない。給料は上がらないし転職も考えているけど、どんな仕事を選べば後悔しないで済むんだろう?
このようなお悩みにお応えします。
この記事を書いている僕は過去に転職を2回経験し、現在はフリーランスとして働いています。
就職していた頃は、残業代も出ないような会社で毎日遅くまで働いていました。
しかし現在は『自分に合った仕事の選び方』を知ったことで、フリーランスとして場所や時間に縛られることなく、ある程度自由に暮らしています。
そんな僕から、『自分に合った仕事の選び方』のポイントをご紹介したいと思います。
誰も「仕事の選び方」を知らない
突然ですが、あなたは今の仕事をどういった基準で選びましたか?
学生の方であれば、将来の進路をどのような基準で決めようとしていますか?
ご自身のことなので、ちょっと振り返って考えてみてください。どういう経緯で、現在の状況にいるのか。
こういった質問をするとよく耳にするのが
- 将来の安定性で決めた
- 給料や福利厚生で決めた
- やってみたい仕事だったから決めた
- 何となく受かったから決めた
と言うような意見です。
みなさんも4つの内のどれかに当てはまるのではないでしょうか?
しかし、ある企業が社会人2,000人に対して行った意識調査によると、「転職を考えたことがありますか?」という質問に、70%以上の人が「YES」と回答したそうです。
この結果には僕も驚きました。と同時に、転職を2回も経験した身からすると『みんな同じように悩んでるんだな』と、少し安心しました。
ではなぜこれほどまでに、自分の仕事に対して迷いを持ってしまう人が多いのでしょうか?
それは、誰も本当の「仕事の選び方」を知らないからです。
将来は何になりたい?
子供の頃によく聞かれませんでしたか?
こう聞かれると僕らは、憧れの職業を答えていたと思います。
- スポーツ選手になりたい!
- ケーキ屋さんになりたい!
- お嫁さんになりたい!
などなど…
そして学生時代。
就職が目前に押し迫って来たときにも、周囲から同じような質問を受けます。
このように、大抵の人は『何の職業に就くのか』ということを1番に考えてきたと思います。
しかし、この考え方こそが大きな間違いなのです。
『手段』と『目的』を理解する
実は、何の仕事に就くのか?という考え方は、『手段』を決めているに過ぎません。
仕事の種類というのは『手段』です。
本来僕たちが考えなければいけないのは、『手段』ではなく『目的』なのです。
分かりやすく例を出して解説しましょう。
『目的』はなに?
例えば、あなたが富士山に登りたいと考えているとします。
目指すはもちろん頂上です。
この時の『目的』は、【富士山頂への到達】です。
では、【富士山頂への到達】という目的を達成するための『手段』は何にあたるのか?
この時の『手段』は、【登り方】ですね。
富士山に登る方法はいくつもあります。
- 登り始める場所
- 登るルート
この『手段』は、登山にかける日数や自分の体力などによって選ぶことができます。
人によっては1番険しい登山ルートを選ぶ人もいれば、なだらかなルートを選ぶ人もいます。
車で行ける所までは車で行きたい、と考える人もいるでしょう。
どの登り方(手段)を選んだとしても、最後には【富士山頂への到達】という目的を達成できます。
これが、『手段』と『目的』の違いです。
ご理解いただけたでしょうか?
ではこれを、ご自身の仕事の選び方に当てはめてみてください。
自分の『目的』を明確にする
前述したように、「何の仕事をするか?」という問題は、『手段』を選んでいる状態です。
これって実は、『目的』がハッキリしていないと決められないことなんです。
もし先ほどの登山の例で、【富士山に登る】という目的を決めていなかったとします。
といきなり質問されても、何の話をされているのかも分からなければ、決めようがないですよね?
『仕事の選び方』を知らない人は、実はこのようなことを自分の人生の大切な時間を使ってやってしまっているのです。
いかがでしょう、少しゾッとしませんか?
こんな話、学校では教えてくれませんよね。
でもこれが事実で、多くの人が『目的』を決めずに『手段』としての仕事だけを選んでしまっているのです。
最終的にどこに着くのかも分からず、ただ道だけを選んでしまっている。
こんな毎日を歩いていては、将来が不安になったり、「何か違う気がする」という不満が出てくるのも当然のことなのです。
1番重要なことは『あなたはどこに行きたいのか?』ということを先に決めることなのです。
まとめ
ここまでの話で、なぜ多くの人が仕事の選び方を知らないのか?ということがご理解いただけたでしょうか。
重要な部分をおさらいすると以下の2点です。
- 『手段』と『目的』の違いを理解する
- 『目的』を先に決める
ここが理解できると、なぜ毎日の生活の中に漠然とした不安を持ち続けるのかということが分かります。
とはいえ、自分の『目的』ってどうやって決めればいいのでしょうか?
実はきちんとした『目的の決め方』があります。
この部分については、次回のブログでご紹介しますね。
おたのしみに!